* 3日目 *

バレンシア 〜 グラナダ
2007.12.9(sun)





さて、相変わらず時差ボケとの戦い(笑)

幸い(?)、この日も集合時間には十分間に合う時間に目が覚めた。


朝の5時半w

朝食(am7:00)までもまだ時間もあるし、タバコでも吸いに外に出てみる。


ロビーにはフロントのにーちゃんが一人だけ。

「コイツこんな時間に一人で何しよんじゃぃ・・・」 とでも言いたげな様子でこっちを見ていたが、

とりあえず「オラ!」と、挨拶しておく(笑)




↑スペインのポストは黄色♪



ホテルの外は当然まだ真っ暗で、そのうえ寒い!

入り口付近でタバコを吸っていると、こんな時間に前方から怪しい男の影!!

タバコを吸いに出てきただけだったので、金目の物は何も持ってないが、

厄介なことになってはたまらん、とちょっと身構えてみる。

しかしその謎の男も怯む様子もなく向ってくる。

これはヤバイぞ!とホテルのロビーに逃げ込んだところ、なんとその男もホテルの中に!!!

いよいよマズいことになるかな・・・、と思ったがもう一度冷静になって振り返って見ると、

実はその人、このホテルのセキュリティーのにーちゃんでしたρ(´ε` *)

なんじゃぃ(´Д`;)



朝8時、チェックアウトを済ませバスに乗り込む。

この日は午前中バレンシア市内の観光で、午後には次の宿泊地グラナダへ向かう予定。

600Kmちょっと。

この旅一番の大移動が待ち構えている!


バスに乗って十数分。

まだ寝静まっている街中でバスを降りる。






街灯がぼんやり灯り、日曜日の朝とあって殆ど人通りもない。







細い通りを入ってしばらく行くと、







旧市街の中心地、レイナ広場に出てきた。

ここもまだ早朝のため、広場に居るのは掃除のおじさんとツアーの参加者。

しかし寒い・・・。



  ここでもスペイン人ガイドさんが付くんですが

この人、日本語は話せないので、一度日本人ガイドさんに

スペイン語で説明し、それを日本人ガイドさんが

みんなに説明してくれる、という若干まどろっこしい

システムとなっておりますw


そうこうしてる間に、ミゲレテの塔に朝日が射してきた。

美しい〜♪


ちなみにこのミゲレテの塔は高さ68mあり、

現在は展望台になってます。

登ってないけど・・・・。




しかし今更こんなこと言っちゃなんですが、やっぱり事前に勉強して行かないと、

いくら説明を受けても「何のことやら・・・・」と言う感じで、全然頭に入ってきません(笑)


なので







こんな古いアパートの裏とか、







取っ手を売ってる金物屋さんとか、







早朝からちゃんと(!)働いているポリスとかにばかりに気を取られてましたw

でも、こんなふとした景色が実は好きだったりするんですわ♪



ところで、バレンシアと言えば







バレンシア・オレンジ!!

街にはオレンジの木がいっぱいあり、見事な実をつけてます。

が、これらのオレンジは酸っぱくてそのままでは食べられない。

ちなみに甘いか酸っぱいかの見極めは葉の形だそうで、

確かに街中で見かけるオレンジの木の葉は、どれも二枚葉(?)でした。

酸っぱいオレンジはマーマレードにするといいらしい。



レイナ広場から更に路地を通っていくと、







メルカード広場に出てきた。↑の立派な建物は市役所。

ここには中央市場(この日は日曜日のため休み)や、かつての交易所ラ・ロンハがある。

けど、観光のポイントなのに全然写真撮ってない・・・・。


で、結局は、







こんな↑光景が好きなわけよね(´ε`;)ゞ

どこの国もご年配の方々は朝にお強いようで、古切手・コインなどのプチ蚤の市を楽しんでおられた。


しかし、帰って色々調べたところ、これは毎週日曜日に行われる『切手・古銭市』だそうです。

観光そっちのけで覗いてみたけど、結構な値段だった(´Д`;)



結局1時間ほどあっちやこっちの古い建造物を徒歩で観光し、いよいよ次の目的地、

ラ・マンチャへ向かうバスに乗り込む。


さらば、パエリアとオレンジと火祭りで有名なバレンシアよ!!



゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚+。・*・。+゚



次の目的地は、あのドン・キホーテゆかりの地、


「ラ・マンチャ」







バレンシア市内から内陸部に入って行くに連れ、雲行きが怪しくなってきた・・・。

でも、気にしない・・・、ことにする(´ε`;)


しばらく走ると、オレンジ畑から収穫の終わったブドウ畑へと景色が変わっていく。

ポツンポツンと建つ農耕具小屋(多分・・・)が、いかにも

ヨーロッパの田園風景、という感じがして感動。







それからまた暫く走ると、いくらか天気も回復してきた。

この辺りは大陸性気候のため、風力発電が盛んなんだとか。

そんなにたくさんはないけど、タービンが立ち並ぶ姿、いいね〜♪







途中、サービスエリアでトイレタイム。



 



それほど長く時間は取ってもらえないので、バタバタといくつかお土産を購入。

写真左は何故かペ○ちゃんマークのひまわりの種。

右は何かの「パテ」らしいので4つほど購入。

(これは後に「ウズラのパテ」と判明。匂いが強烈だったorz)


どこでどれだけ時間を取ってもらえるか全然わからないので、

お土産は買える時に買っておかないと「結局何にも買ってない ・・・」

と言うことにも成りかねないヽ(ー_ー )ノ




出発から約4時間。

丘の上に白い風車が見えてきた。

離合するのもギリギリの細い道を、バスは目的の丘めがけて登っていく。







おぉ!!!(゚0゚屮)屮

これがあのドンキ・ホーテが巨人と間違え、突進してしまった風車か〜〜!!

どぉ見ても立派な風車にしか見えんけど・・・(´Д`;)







しかし、真っ青い空に白い風車!

最高〜♪


この風車は元々粉引き小屋として使われていたそうで、現在は60セント払えば内部が見学できる。

同じツアーの人達は誰一人上ってない様子でしたが、せっかく来たんじゃし、

ついでに上がっとこっ!!と母親を誘い、螺旋の階段を昇っていく。

中には今現在は稼動していない大きな歯車を見ることができる。

ま、60セントしか払ってないし、こんなモンか・・・、と後ろを振り返ると







そこにある窓からは、ちょうど『額の中の絵』のように街の様子が見えた!

超感動〜\(*T▽T*)/

同じツアーの参加者は誰も登ってこなかったので、かなり得した気分でいたけど、

時計を見たら間もなく集合時間!!?

エラいこっちゃぁぁ〜〜〜εεεεε===ヘ( 'Д`)ノ

と母親と二人猛ダッシュ!!! (笑)







もぉ少しこの景色を眺めていたかったけど、







ここでの滞在時間は20分!!

急ぎ足にも程がある、っつーのヾ(*`Д´*)ノ"







再びバスに乗り込み、「ドンキホーテ」の著者セルバンテスが泊まったという旅籠で昼食。

現在はVenta Del Quijoteというレストランになっている。

ここは(日本人?)観光客のお約束コースになっているのか、

店内は日本人観光客の団体さんが3グループほどおりました。

正直、ここ日本?・・・・みたいな(´Д`;)



  この地方は「サフラン」が有名なので、

このVenta Del Quijoteの売店(?)で

瓶入りサフランを1つ購入。

7ユーロぐらいしたかな・・・。

量は結構たっぷり入てました。



あのぉ・・・、ま、このVenta Del Quijoteで昼食を頂いたわけですが

この日の観光時間はバレンシア市内で1時間ちょっと、カンポ・デ・クリプターナで20分、と

圧倒的に運動量が少ないので、正直、全然お腹が空かないんですよねρ(-ε-。)

お腹が減らないのにご飯をたべにゃならん、と言うのも結構キツイ・・・。


でも、結局食べたら再びバスで移動なんですけどねww







あとはグラナダに向かって約330Km。

ぼんやりオリーブなんて見てる時間なんぞないんです!

ヽ(  ̄д ̄;)ノ





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